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1334+は個性的な雑貨がひっそり集まるお店。浜松市美術館近くの路地裏探索紀行〜♪



浜松城公園から天守閣側に登っていき、浜松市美術館をさらに歩いて行くと…。

時が止まったような静かな路地裏があるのをご存知でしょうか。

この道は個性的なお店が並んでいてお気に入りの路地。

今回はこの路地にある、作家モノのクラフト雑貨のセレクトショップ1334+(イチサンサンヨンプラス)を紹介します。


 1334+のある路地。静かで好きな通りです。


木漏れ日が揺れる路地からお店に入って行くと、少し大人なダークな色調に「隠れ家に来た」という高揚感を感じる方も多いのではないでしょうか。

お店に入って目に飛び込んでくるのは宙を泳ぐ大きな魚のオブジェ。

ちなみにこの魚のオブジェは鴨江にある渥美ゴザ屋の三代目、今は亡き渥美圭亮さんの作品。

パリの美術館で行われたアール・ブリュットの展覧会『アール・ブリュット ジャポネⅡ』でも取り上げられる作家さんの作品なんです。


フワフワ店内を泳ぐサカナ。けっこうな大きさなんですっ!!


お店の中にはたくさんの雑貨やアクセサリーたち。

そのどれもが個性的でいい感じの佇まいです。

こちらに置かれた作品は、1334+店主の高木さんが生で作品を見て時には作家の工房を訪ねて信頼関係を築き上げ、日本中を巡って集めてきたモノばかり。

可愛くなりすぎない、ちょっと大人っぽいビターな作風が好みとあって、お客さんの来店率も男性・女性が半々くらいとか。

(jimottomall編集長タテイシ(中年男性)も、あまりカワイすぎる雑貨屋に入ると場違いで脇汗がビッショリになりますが、1334+は居心地が良く時が経つのをわすれます…。余談…。)



特に印象的なのは金属を使ったアクセサリー。

金属の持つ無骨さや冷たさと生命力を感じるようなシルエット。矛盾しているようでそれが魅力になっているアクセサリーは上品なデザインでカッコイイ。

他にもいろいろな雑貨があるのでゆっくり店内を見てくださいね。

店内のそこかしこに雑貨たちがひそんでいるので、一期一会な発見がきっとあるはずです。


金属の輝きと生き物のようなフォルム。ステキです〜♪


お店でゆっくり世間話。楽しい時間は過ぎています。

話は思いがけず、店主の高木さんの前職。山城の調査の話から、浜松の歴史の話へと…。


歴史ってテレビの時代劇みたいに放送時間で区切って「チャンチャン♪ また来週」って終 わるのではなく、現代と過去は時間でつながっています。(当たり前だけど意識しないと忘れてしまいます。)

今学校や役場があるところとかはかつて砦があった場所だったり、昔の名士の家系は現代にも引き継がれています。「浜松って文化がない」って言われる事があるけど、そんな事はなく脈々と文化が過去から引き継がれているんですよね。

そんな話で盛り上がりました。


浜松の昔の風景が掲載された本。浜松城公園内に大きなプールもあったそうです。


そして…、

な・な・なんとっ!!

1334+にも過去から文化を引き継いだモノが…。


何気に壁の装飾で使われている木枠。

これは五社神社前に以前にあった中島銃砲火薬店の窓枠をもらってきたものだそう。

こちら中島銃砲火薬店さんを開業した中島登(のぼり)さんは、近藤勇、土方歳三、沖田総司などで有名な新撰組の隊士だったっ!?そうで、中島さんが残した文献が未だに新撰組の研究や、映画・ドラマの参考になっているんですって。



どうでしょう。過去が時間を飛び越して現代につながる感じ。

このお話を聞いてちょっと鳥肌が立ちました。


 

1334+さんは、定期的にワークショップをされています。

作家さんを招いて金属を叩くワークショップなども。無心になれそうでいいですね。

ワークショップなどはブログやSNSで告知されます。


ワークショップで作ったシェラ風カップ


また、5月22日には鴨江アートセンターの企画で雑貨の雑談というトークイベントも。

興味のある方、参加してみましょう。



なかなか車移動の社会だと、こういうお店に巡り合うことって難しいですよね。

時間のあるときに散歩気分で。浜松市美術館のついでに。

この路地裏へ。1334+へ。探索してみてくださいね〜。


 

1334+

静岡県浜松市中区松城町107-15

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