top of page
  • h-tateishi

虹の街へ出かけよう。アーティスト 中村菜月さんの世界へようこそ。


光り輝くような黄色、陽に透ける若葉のような緑、透き通った清流のような青、生命に溢れた美しい色彩で描かれた絵。

一度見たら忘れられない世界を描くのは、浜松出身のアーティスト中村菜月さんです。


作品は絵だけでなく、詩や短歌を書いたり立体オブジェも作られています。

また、お菓子のラベルのイラスト、掛け紙、ブックカバー、テキスタイルと、中村菜月さんの作品は生活の中にも溶け込んでいます。

中村菜月さんに、創作についてお伺いしました。


学生の頃から美術を専攻していた中村菜月さん。

最初は風景画などを描いていたのが、今の表現に行き着いたのは大学生の頃。

当時描いた大きな木の絵は、現在とはやや雰囲気は違うものの、色使いやモチーフが今と通じる世界観の作品でした。

ここから中村菜月さんの世界(物語)は広がっていたそうです。

中村菜月さんは絵描きではありますが、画家というよりは、中村さん自身の中にある世界の物語を綴る人…と言った方が適正な気がします。


去年の秋に、中村菜月さんが『虹の街』という本を出されました。

詩でもあり、物語でも日記のようでもある言葉と、絵や写真で構成された本は、ちょうど『中村菜月物語』への入り口のカギのよう。

中村さんの物語を切り取る挿絵のように、中村さんの作品は描かれます。


中村菜月さんの物語には、イヌやゾウなど動物がよく出てきますが、中でも印象的なのがオオカミ。

本『虹の街』で語られる物語では、花を摘むことが大罪とされている世界にもかかわらず、オオカミが花を食べてしまうという描写があり、キャラクター名を『flower wolf』と呼ばれています。

光り輝く世界の中で、このオオカミだけが真っ黒で線が荒々しく、孤独で悲しく悪を背負ったようなイメージのキャラクターですが、中村菜月ファンには人気のキャラクターです。

中村菜月さんの世界観はキレイで可愛らしいだけではなく、flower wolfのように悪意や哀しさもあり、それが世界観の魅力にもなっています。


 

さて、中村菜月さんの近況ですが、浜松からだいぶ離れて3月31日(水)〜5月2日(日)の間、広島県尾道市にある古民家カフェごはんと珈琲アルトで個展を開催されます。

「おいっ、広島って…jimottomallなのに地元じゃないじゃないか‼︎」そんな声が聞こえてくる感じもしますが…誰か見ていてくれる人の地元に根ざしているのであれば良いんです‼︎ (編集長のさじ加減ですね…😄)


中村菜月個展

わたしたちのいるところ


展示 3/31(水)〜5/2(日)

鑑賞 100円



尾道の風景は、どこか懐かしいような、映画の世界に迷い込んだような不思議な味わいの街並み。会場へ歩く道中も楽しめそうです。


 

広島の個展の後のスケジュールは特に決まっていないようですが、浜松で作品を観る機会は訪れるでしょう。

下記にオリジナルグッズのアドレスも記載しておきましたので、よかったら見てみてくださいね。


jimottomallを読んだ方が、この記事をきっかけに中村菜月さんの作品を見ていただき、その世界を旅していただけたら嬉しいです。

ぜひ皆さんに知ってもらいたいアーティスト、中村菜月さんのご紹介でした。


 

閲覧数:413回0件のコメント
bottom of page